はじめに:発信がうまい=正解、じゃない
SNSを見れば、稼いでいる人、自由に生きている人、華やかな実績が毎日のように流れてきます。
「この人みたいになりたい」「やっぱりこのやり方が正しいんだろうな」
そう思いたくなる気持ち、よく分かります。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。
たとえば、選挙。
立派な公約やビジョンが並ぶけど、それって結局“ただの思考”にすぎない。
現実にそれが実行されるかは、まったく別の話です。
副業の世界も同じ。
見た目や言葉のうまさで「正しさ」が演出されている時代だからこそ、
「自分にとってどうなのか?」という視点を持てるかどうかが、大きな分かれ道になります。
情報は、どんどん偏っていく
今のネット社会では、情報が「自分に都合のいいもの」だけに囲まれていく仕組みができあがっています。
- エコーチェンバー:自分と同じ意見の人の投稿ばかりが目に入り、違う意見が消えていく
- フィルターバブル:SNSや検索エンジンが、過去の行動をもとに“好みそうな情報”だけを表示してくる
つまり、見たいものばかりが届いて、見たくない現実や反対意見は排除されていく。
これが、思考停止や思い込みを助長する環境の正体です。
発信力が強い人が、正しいとは限らない
今の時代、「発信力がある=説得力がある」に見えてしまうことが多い。
フォロワーが多い、話がうまい、デザインがキレイ、数字を並べてる──
それだけで、「この人の言ってることは正しい」と思い込んでしまいがち。
でも…
- 実績が“切り取られた一部”だけかもしれない
- 商品の魅力も“見せ方”で盛られているだけかもしれない
- ただ発信がうまいだけかもしれない
という可能性もあります。
逆に、発信は得意じゃなくても、本当に価値ある商品や人が埋もれてしまっていることだって、日常茶飯事です。
LiveGoodを扱う僕自身も「疑う力」は大事にしている
僕はLiveGoodという製品を扱っています。
実際の、価格、品質、透明性、企業のスタンスに納得し、自信を持って紹介しています。
とはいえ、「この製品はすべてにおいて最強」なんて思ってはいません。笑
他社製品と成分や価格を比較したこともあるし、その上でLiveGoodの良さを再確認できたからこそ、今も扱い続けているだけ。
誰が言ってるかではなく、何を言ってるか。
そしてそれが自分に合っているか。
そういう視点を持てる人だけが、情報に振り回されずに済むと思っています。
副業が「もう一つの本業」になっていないか?
副業を始めた理由って、人それぞれありますよね。
- 収入を増やしたい
- 将来の不安に備えたい
- もっと自由に働きたい
でも、気づけばこんな状態になっていませんか?
- 「これも良さそう」と別の副業に手を出して散らかっている
- SNSで成果報告を見るたびに焦りや不安に飲まれている
- 「今が頑張りどき!」と自分に言い聞かせながら、心も体もすり減っている
だからこそ今は、「期間を決めて集中すること」や「人に流されない姿勢」をとても大切にしています。
副業は“副業”であるべき理由
副業はあくまで“副”であることに意味があります。
本業や生活の土台があるからこそ、副業が活きるんです。
・新しい収入源を試す
・未来の資産を育てる
・スキルや人脈を広げる
こういった“伸びしろ”の場として機能するのが理想。
でも副業に振り回されて、時間も精神も持っていかれてしまっては本末転倒。
副業が「本業を侵食する存在」になってしまえば、自由どころか負担が増えるだけです。
労働収入と権利収入、その違いを知っておこう
もし副業で「本当に自由になりたい」と考えるなら、
“時間とお金の関係”を切り離す視点が欠かせません。
・労働収入:自分が働いた時間にだけ報酬が発生する(時間=お金)
・権利収入:仕組みや資産が自動で収益を生み出す(時間≠お金)
もちろん最初は労働型でもOK。
でも、将来的には少しずつ“仕組み型”にシフトしていくべきです。
たとえば──
・投資でお金に働かせる
・土地や不動産を活用する
・継続課金や紹介制度など、仕組みで回るビジネスモデルに取り組む
こうした「時間を使わずに収益を生む選択肢」を視野に入れることが、副業を“消耗”で終わらせないコツです。
ChatGPTや他人の言葉は「問い直す材料」でいい
僕自身、こうしてChatGPTもよく使います。
でも、AIの答えをそのまま信じたりはしません。
それって本当?
自分に当てはまる?
もっと別の見方はない?
そうやって問い直すきっかけとして使っています。
人の意見も、SNSの情報も、AIの提案も──
全部「材料」。
自分で考えて選ぶ。その姿勢がなにより大切です。
発信する側としての自分にも常に問いを持つ
自分が何かを発信する立場になると、「これが正解」と思い込みたくなるものです。
でも、僕自身も常にこう考えるようにしています。
- 誰に向けて発信しているのか?
- 今この言葉は、本当に必要とされているのか?
- 押しつけになっていないか?
発信がカンタンな時代だからこそ、言葉の温度や届き方に敏感でありたい。
そう思っています。
最後に:信じる力より、疑う力を持とう
信じたい気持ちは、誰にでもあります。
でも、「それが本当に自分に合っているか?」を疑う視点を持たないと、
いつの間にか他人の人生をなぞるだけになってしまう。
・人気だから
・売れているから
・成功している人が言っているから
…ではなく、
「自分はどうしたいか?」が、いつでも判断の軸にあるべきです。
迷ったときは、画面を閉じて、紙に書いてみてください。
「今、自分は何に集中すべきか?」
「何に時間を使いたいか?」
その答えは、アルゴリズムの中じゃなく、自分の中にあるはずです。
知らんけど笑